町おこしのはじめ方

町おこしのはじめ方

 例えば、Uターンで、地元に帰ってきた若者が、町おこしで、何かイベントをしたとします。はじめは、うまく行っていたけど、2回目、3回目では、人が来なかったり、町の上役から、色々なお願いをさせられ疲弊していき、いつの間にか若者がやる気がなくなってしまう。そんなことを町の中で、これまで、経験したことはないですか? 大切なことは、イベントを行うときに彼らが、マネタイズができる状態を創ること。行政からの予算振り分けではなく、独自収益が、可能なスキーム構築することが大切です。

町おこしの7ステップ

STEP
課題の抽出

解決したい課題の抽出を考える事。この時に、「私はこう思う」という主観的な考えではなく、客観的に、課題を抽出する作業が必要です。基本的には、「このままだと将来こうなる」という現実的な側面から現在対応しなければいけない課題を抽出していく作業が必要です。

STEP
現状の分析

課題の解決することに必要なことの把握。足りないものは何か?必要なものは何か?自分たちの限られた時間でできることはなにか?を明確にします。

STEP
類似事例抽出

全国に市町村は、約3000か所、存在します。私たちが、容易に思いつくことは、全国約3000か所の事例を検索すれば、容易に、類似事例が出てきます。先人たちの経験を基に、地域のあるべき姿を考えます。また、検索で出てくる行政の事例は、基本的には成功して見えますが、実際的には、失敗している事例が、ほとんどです。成功してる取り組みが多ければ、そもそも地方は衰退しません。

STEP
戦略・プランニング

マーケティングのフレームワークやランチェスター戦略を用いて、基本戦略の設計、スキーム構築を行います。STEP3の類似事例を自分の地域に置き換えた時のロケーションやリソースの違いなどを加味し、プランニングを実施してください。「リーンスタートアップ」のフレームワークでまとめることをおすすめします。

STEP
チームビルディング

誰が、これを行うのか? 明確にプレーヤーを決めます。また、この時に、理念を明確に決めておくことと、何もしないと今後地域がどうなるのか?その先に自分たちの暮らしはどうなるのか?これを改善する為には何が必要なのか? をプレーヤーたちが自身で気づくことが望ましいです。また、この時、プレーヤー以外に、「協力者」「障がい者」を明確にしておくことが重要です。

STEP
テストマーケティング

実行を行う前に、まず、段階的に、テストを行います。この時に、100%の状態で臨むことより、70%の状態で良いので、なるべく早く実証を行うことが重要です。安全第一、平等主義では、どこにでもある結果しか期待できません。とにかくエッジを立ててそぎ落としたモデルを考えてテストを行うことを推奨します。

STEP
実行

テストを繰り返しながら規模を拡大していき、実行していきましょう。実行の中で、PDCAをキチンと回していくことが大切です。新しい活動は、どこかで、心が折れたりするので、この時に、どう自分たちをリカバーするのか?も考えることが大切です。悩んだら、理念に立ち戻ってください。

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